様々なジャンルのイベント司会をこなす男”ケチャップ河合”
──ケチャップ河合さんはオープンしてすぐ、いろいろなイベントに出演していただいてますよね。
ケチャップ河合(以下、河合):そうですね、初年度の秋から出させていただいてます。最初に出たのは「歴史ナイト」というイベントでした。
──「J−FOOTBALL」はどのようなイベントですか?
河合:Jリーグだけじゃなく、JFL、地域リーグ、アカデミー、なでしこ、障害者サッカーなどいろいろなサッカーの楽しみを提案して、みんなで一緒に関西のサッカーを盛り上げていこうっていう感じのイベントです。
──他にもAV女優さんや政治のイベントなど、いろいろな分野の司会をされていますが、今までで印象深かったイベントはありますか?
河合:すごく緊張したのは漫画家の魔夜峰央先生ですかね。大学の大先輩で、『パタリロ!』も子供の頃から見ていたのですごく構えました。あと、司会としてハマらなかったらどうしようっていうのは、どんなイベントでも毎回怖いです。
松本尚紀(以下、松本):僕が河合さんってすごいなと思ったのは、三浦瑠璃さん(国際政治学者)のイベントですね。三浦さんのスタンスや生い立ちに関して、良い意味でどんどん踏み込んでいて。
河合:僕、デリカシーが無いんでけっこうガンガン聞けるんですよ(笑)。
──「くち喧嘩王選手権」も河合さんが司会ですよね?
河合:そうですね。ここのレギュラーイベントで、見た目とプロフィールだけで口喧嘩をしてもらうっていう内容なんですけど、誰でも出られるのでクソ試合も山ほどあるんですよ。でも、たまに名勝負もあって面白いですね。
小林タクオ(以下、タクオ):僕はロフトプラスワンウエストのレギュラーイベントで一位二位を争うくらい好きなイベントです。
河合:最初の頃は猛獣使いかっていうくらい司会をしてましたけど、最近は結構まとまってきたなって感じています。皆、こなれてきてね。
松本:僕ら審査員も含めこなれてきていて、ダメですよね!?
河合:ダメやね。「くち喧嘩王」はサファリパークでないと。
タクオ:日程は未定ですが、グランドチャンピオン大会もあるんでね。初心にかえってとんでもないものを見せられるように頑張りましょう。
11月2日(土)開催!「宗右衛門地獄突きカーニバル2019」!
──今回、初の試みとなる「宗右衛門地獄突きカーニバル2019」はどのようなイベントですか?
松本:近くの心斎橋JANUSというライブハウスとロフトプラスワンウエストの2カ所を自由に行き来できる、お祭り的なイベントです。心斎橋JANUSは音楽やお笑いが中心、ロフトプラスワンウエストはトークをしているので、タイムテーブルを見ながら興味のある演者さんを楽しんでもらえます。
河合:僕は何をしたら良いかまだ聞いてないんです(笑)。音楽パートの出演者さんとのトークもあるんやんね?
松本:”ホフディラン”や”2”、”おとぼけビ~バ~”あたりはトークもあって、それはライターの鈴木淳史さん(ABCラジオよなよな木曜日担当)が司会をしてくれるので、河合さんは総合司会をお願いします。
河合:ということは、タイムキーパーやな(笑)。
松本:トークライブは座れるので、休憩に来てもらっても良いですし、音楽のライブハウスには行ったことがあるけど、トークライブハウスに来たことが無い人にも、「飲食をしながらトークを楽しめる空間」っていうのを体感してほしいです。
タクオ:あと、近隣のオススメの飲み屋さんとかいろんなお店が書いてあるマップみたいなのも配るので、遠くから来る人には特にその辺も楽しんでほしいですね。本当、面白いお店とか、安くて良い飲み屋がいっぱいあるんで!
──注目している出演者の方はいますか?
河合:”街裏ぴんく”さんは一緒に落語会をやってた仲の良い後輩なので注目してますよ。音楽のライブハウスで漫談をやるっていうのは楽しみですね。
タクオ:僕は知る人ぞ知る音楽家の”アサダマオ”さんと、よくトークで出てもらっている”ニポポ”さんの”トンガリキッズ”も十年以上ぶりに復活で、注目している人はいっぱいいますね。あとはやっぱり”赤犬”が楽しみですね。
松本:僕も今あげて頂いた方々はもちろん、関西の”KING BROTHERS”や”おとぼけビ~バ~”に期待しています。東京から来る出演者の方に良い意味で力を見せて欲しいです。
──”赤犬”のメンバーの方々はいろんなイベントに出演されてますよね?
タクオ:そうですね、”ロビン前田”さんは「V−ZONE」にも出ていただいてましたし、今度”玉袋筋太郎”さんの「スナック玉ちゃん」にも出てもらいます。”赤犬”は年に一回トークショーもやっていて、ライブもかっこいいので、見たこと無い人にも一度は見てほしいです。Theエンターテイメント!って感じのショーは必見ですね。
──トークライブの方はどういった感じですか?
河合:トークの方は、いつものロフトプラスワンウエストの常連メンバーが多いのかな?
タクオ:”大島てる”さんの「事故物件ナイト」とか、「V−ZONE」という廃盤ビデオを流すイベントもやりますし、”ニポポ”さんは宗教グッズコレクターなので今回はその辺りのコレクションも公開してくれるかも?という感じです。確かに、これぞロフトプラスワンウエスト!という感じですね。
──今回のイベントはどういった基準でオファーされているんですか?
松本:あまり流行にはとらわれずに、ブレずにやり続けている方々を意識しました。ロックの聖地である昔の新宿ロフトを思い出すような、地に足ついた骨太な印象という感じですかね。
タクオ:5周年となって、いざブッキングした時にこの5年間の関係性で良い返事をくれる人が多くて嬉しいです。
──ポスターのイラストを手掛けている”原田ちあき”さんとも親交が深いですよね。
松本:オープン当初からお世話になっていて、快く引き受けてくださいました。今回、”原田ちあき”さんデザインのこのフェス完全オリジナルのトートバッグが出ます!
──それでは初めて来る方や、まだ迷っている方へのメッセージをお願いします。
タクオ:来てもらったお客さんに、今まで生きてた自分の世界とは違う刺激を感じてほしいです。
松本:今回のコンセプトでもあるし、普段から僕が演者さんやシーンに対して想っていることがあって。瞬間的な人気ではなく10年後20年後もずっと活躍して愛され続ける人物や文化っていうのが大事だと思ってるので、それを見てもらえる機会だと思います。
タクオ:ロフトプラスワンウエストには、特殊で、普段は見られない文化があります。常に際立った存在でありたいし、他のライブハウスでは真似出来ない、尖っていて面白いものをずっと発信し続けていきたいっていう想いを感じてほしいです。
──河合さんは、今後のロフトプラスワンウエストに期待することはありますか?
河合:他の場所では出来ないことをやっているので、それをさらに5年10年と続けていってほしいですね。