昨年デビュー45週年を迎えた
THE ALFEE、リーダーである高見沢のもう1つのプロジェクトともいえるソロプロジェクトの一環で2018年Takamiy 2018 Metal of Renaissance以来およそ2年ぶりとなるソロライブをオリンピックイヤーに復活。中野サンプラザで2/14、2/15と2日間に渡ってのべ4400人を動員した。
メンバーは2018年と同様、高見沢が絶大な信頼をおくギタリスト鳥山雄司をスペシャルゲストプレイヤーに迎え、他にギター佐藤大剛、ベース安達貴史、そしてTHE ALFEEのサポートメンバーでもあるドラムス
吉田太郎、キーボードただすけが顔をそろえた。
バレンタインに因みハートをモチーフにした重厚なステージセットをバックにオープニングの「エデンの君」から勢いよくギターを奏でていく。 「みんな久々のメタルだろ!Takamiyメタルで免疫力UP!最後まで宜しく!」と短くMCし、「ULTRA STEEL」とハイスピードな楽曲のセットが続いてゆく。途中着席を促しファンにも配慮しながらも攻撃的な曲でTHE ALFEEのライブとはまた違った展開を見せる。
後半の「騒音おばさんVS高音おじさん」では鳥山雄司、佐藤大剛の2人もエンジェルギターに持ち替えトリプルエンジェルギターで演奏された。 そしてアンコールには未発表の新曲「おくりもの」を披露。これは高見沢が今回のライブにおけるパンフレットに掲載したバレンタインにちなんだ恋愛短編小説「おくりもの」から生まれた楽曲。
パンフレットに小説を掲載する初の試みに来場したファンは感動し、更にライブでは曲も聴けるという至福の時間を過ごした。 終盤のMCでは「何事も新しいことに挑戦することは不安もありますが、年齢は関係ない。歳のせいにしてはいけない。なぜなら自分だって還暦過ぎてから小説を書き始めたから、挑戦することは大事なんです」と力強いメッセージを残した。 THE ALFEEとしてデビュー46年目、ソロとしては29年目。
常に進化するTakamiyこと
高見沢俊彦はまだまだあくなき挑戦を続けてゆく。
photo:上飯坂一