1969年9月1日、アンドレ・カンドレと名乗る青年はカンドレ・マンドレという楽曲でデビュー。福岡から上京したその青年は、後に井上陽水という名前で日本初のミリオンセラーアルバムとなった『氷の世界』をはじめ、日本の音楽シーンを席巻し、数多くのヒット曲を世に送り出した。
2020年9月1日、井上陽水はデビュー満50年の記念日を迎える。 その9月1日に映像作品をリリースすることが決定した。昨年開催し、36会場39公演、87,000人の動員となった「井上陽水50周年記念ライブツアー『光陰矢の如し』~少年老い易く 学成り難し~」より、10月20日に東京国際フォーラム・ホールAで行なわれた、50年の軌跡を辿るヒット曲満載のライブをDVD、Blu-rayで商品化。 自身もMCで「感謝の気持ちを根底に、皆様のなるだけご存じの曲をたくさんやろうと思ってますので」と語る通り、これまでのライブツアーではあり得なかった、ヒット曲が惜しげもなく披露された、まさにベストライブ作品ともいえる曲目となっている。 「僕の食生活と一緒で、小皿がたくさんある感じ」という、名曲メドレーコーナーも含め、トータル26曲のボリューム感満載の内容。ここまで代表曲が一つのライブで揃って披露されることは、過去に例を見ないセットリスト。 また、一方で伝説のデビュー曲「カンドレ・マンドレ」も歌うという、レアなライブとなった。難解な歌詞が多い井上陽水の楽曲の中でも、特に不思議な謎の呪文のような「カンドレ・マンドレ」のパフォーマンスは貴重な映像だ。 そして井上陽水の魅力は楽曲のみにあらず。軽妙洒脱なMCトークも収録した完全保存版の作品となっている。
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