角松敏生が手掛けた様々なアーティストの名曲を時代やレコード会社の枠を超えてコンパイル。希少音源も多数収録。
今最も影響力のあるプロデューサー/シンガー・ソングライター角松敏生の作品集が誕生。

OTONANOでのみ公開中の金澤寿和特別寄稿ライナーノートより抜粋

1981 年にアルバム『SEA BREEZE』、 シングル「YOKOHAMA Twilight Time」でデビュー。 角松敏生がこの40年にソロ・アーティスト/シンガー・ソングライターとしてリリースしてきた作品は、 オリジナル・アルバムは元より、 インストゥルメンタル作、 カヴァー・ライヴにセルフ・カヴァー集、 サウンドトラック、 各種編集・企画盤など、 合わせて軽く40枚以上ある。 それだけでも充分スゴイ作品数だが、 彼の場合は楽曲提供やアレンジャー、 プロデューサーとして外部から入る仕事を受諾。 更にそうした経験を生かして自身のレーベルを立ち上げ、 自らの手でシーンを切り開こうと果敢に挑戦し続けた。 特に自身のアーティスト活動を凍結していた93年からの5年間は、 自ずとプロデュースワークが中心に。 小室哲哉小林武史と並んで“3TK”と称されることもあった。 そうした裏方稼業が音楽職人:角松敏生の存在感を強め、 耳の肥えたコア・ファンを獲得。 自身のメガヒットなしに、 揺るぎないロング・キャリアを築いてきた。 その知名度からすれば、 こうした作品集は遅すぎたくらい。 今までどうして出なかったのかが不思議である。
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