8月25日(火)に東京・渋谷クラブクアトロで開催されるムーンライダーズの「カメラ=万年筆」スペシャル・ライブのゲストにシンガーソングライターの佐藤奈々子が参加が決定した。 同ライブはムーンライダーズが1980年8月25日にリリースしたアルバム「カメラ=万年筆」の40周年を記念し開催。
当日は観客を入れずに行われ、公演の模様は動画配信サービスを通じて有料で生配信される。 佐藤奈々子は「カメラ=万年筆」のレコーディングに参加し、同アルバム収録の「幕間」を書き下ろしている他、コーラスや歌唱で「カメラ=万年筆」の硬質な世界観にコケティッシュさな魅力を添えている。
ムーンライダーズの「カメラ=万年筆」無観客ライブに佐藤奈々子のゲスト参加決定!!
ムーンライダーズの「カメラ=万年筆」スペシャル・ライブの視聴チケットは、明日(8月15日・土)あさ10時より発売される。また生配信を逃しても、8月30日(日)23:59までアーカイブ視聴も出来る。配信チケットの詳細はneobridge特設サイトまで。

鈴木慶一コメント

40年前、我々は、とにかく人力でもノー・コンピューターでもなんでもいいから、ニュー・ウェーヴをやりたかったんだろうなと、今思う。何しろバンドごと浴びた、唯一の大きな世界都市規模のムーヴメントだったから。無国籍サウンドは夢中になった。パンク、ニュー・ウェーヴは無我夢中になった。兆しは2枚前の「ヌーベルバーグ」にある。このアルバムで、いったんユーロお洒落サウンドをやりきっておこうと。しかし、タイトルはニュー・ウェイヴであり、映画用語だ。
映画音楽、もしくは偽の映画音楽、それをやろうとその時、頭のどこかにあったのだ。そして「モダーン・ミュージック」では、パンク、ニューウェイヴとユーロお洒落が混ざり合って、「カメラ=万年筆」で爆発だ。バンドは常に次の事を考える。アルバムの最後の曲は、次作の予告編だ、極めて説明しやすいサウンドの流れ、3年間だと思う。周りの人たちはとまどったかもしれないが。 鈴木慶一 moonriders 脚注; ※ヌーベルバーグ=1978年12月25日リリース ※モダーン・ミュージック=1979年10月25日リリース
編集部おすすめ