──初のドキュメンタリー映画について 「大石規湖監督の前作『MOTHER FUCKER』を観て、この監督なら撮れるのかなと思い、一度プロデューサーと豊田市まで来てもらって打ち合わせをしたときに任せて大丈夫そうだと安心したんです。バンドの活動に特化した1年間を追うと最初から決めていました。ほかのメンバーはまたか? という感じだったけど、次第に本当なんだなと思ったはずです」 ──大石規湖監督について 「大石監督は東京と名古屋を行ったり来たりで、名古屋に来るたびに『はじめまして』になってしまい、大変だったと思う。ただでさえ喋らないメンバーを相手にして、言葉を引き出すのも難しかったと思います。大阪での令和初のライブのときにようやく打ち解けてきた感じだったから、距離を詰めるのに半年くらいかかったんじゃないかな」 ──映画によって逆に気づかされたこととは 「38年もやっていると移動中もメンバーとは話さないので、あらためて言葉にはしないけどルーティンをしっかりやっているバンドなんだなとあらためて思いました」 ──『今池まつり』について 「1年間で唯一馬鹿をやっていい祭りで、本当に楽しみにしています。来年どうなるかはまだ分からないけど、みんな絶対にやろうと言っています」 ──38年間でライブが出来ない期間がここまで続いている状況でいかにバンドのテンションを保っている? 「映画の影響もあって、これまであまりやらなかった曲に取り組んだりしています。なので来年のライブからはこれまでと少し違うライブを見せられるんじゃないかな」 ──これからの活動について 「これからも、今までどおりthe原爆オナニーズは続いていくと思います」 観客も撮影可能なフォトセッションタイムではシャッターの音が鳴りやまず、「コロナ禍でライブに行けないけど、この映画でライブを味わって欲しいし、何度でも観てください。

