株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワンは2021年7月16日に『アフターコロナのニュービジネス大全 新しい生活様式×世界15カ国の先進事例』(原田曜平・小祝誉士夫 著)を刊行。 2020年、 新型コロナウイルスが感染拡大し、 現在もwithコロナの生活が続いている。
コロナにより、 生活もビジネスも社会も、 環境や状況が激変。日本で代表的なものでいうと、 テレワークが挙げられるだろう。しかし、 テレワークが浸透していくかと思われたのもつかの間、 大半は以前のような通勤に戻っていった。世界では、 一変した環境や状況に際して、 大きな意識改革や行動変容が起こっているところもある。 しかし日本は、 根本的には“何も変わっていない”といえるだろう。 私たち日本人はコロナ禍で、 「今はとにかく我慢してください」と言われ続けてきた。しかし、 コロナが収束するのをただ待っているだけでは、 アフターコロナの世界を生き抜くことはできない、私たちは「我慢」をやめて、 ビジネスや生活をアップデートしていく必要があるのだ。 日本が「我慢」をしている間、 世界各国ではコロナ禍に適応し、 アイデアフルな新しいビジネスが生まれていた。本書では、 調査対象15カ国およそ200事例以上という規模で、 コロナ禍の世界の動向をリサーチした結果をもとに、 新たなビジネスの動きが見られる事例を紹介していく。
アフターコロナのニューノーマルを生き抜くビジネスヒント!『アフターコロナのニュービジネス大全 新しい生活様式×世界15カ国の先進事例』発売!
物理的な距離を超えてオンラインで全てがつながっていく事例を示した「Beyond DISTANCE」 新しい買い物のかたちを提示する「Beyond SHOPPING」 従来の娯楽のあり方を一変させる「Beyond ENTERTAINMENT」 贅沢の概念が根本から変わっていく「Beyond LUXURY」 データを活用してニューノーマルな時代を切り拓く「Beyond DATA」 企業活動をアップグレードさせる「Beyond COMPANY」 地域や地元をネクストステージに昇華させる「Beyond LOCAL」 各章ごとに各国の先進的な取り組み、 ヒットの要因分析を行うとともに、 それをベースにして日本で展開する場合はどう考えるべきかという提案も行なう。 さらに、 コロナ禍でも積極的にチャレンジするマインドを持っている若者たちが、 コロナ禍で何を考え、 どのように過ごしてきたかという分析を加えている。「海外」×「若者」という観点で、 アフターコロナの新規のビジネスアイデアを提案。
ようやく日本でもワクチンの接種が開始し、 集団免疫の獲得が期待できる状況になってきた。 このまま新型コロナウイルスの感染が収束していけば、 リベンジ消費やあらゆる分野のマーケットが急速に復活してくるだろう。 しかし、 消費が戻ってきたときに注意しなければならないことがある。アフターコロナのビジネスは以下の3パターンに分けられる。 1.コロナ前と同じ商売をそのまま復活させ、 以前のように元気を取り戻すパターン 2.コロナ禍で進化したものが定番となるパターン 3.消費が戻っても復活できず消えていくパターン なかでも、 コロナで変容した消費者心理がコロナ前の状態に戻らないことから、 3.のパターンが今後増えていくだろうと筆者は言う。それを防ぐためにも、 海外の事例からアフターコロナの消費者心理を知り、 自分たちが長年培ってきた経験やスキルを総動員して、 国内のマーケットや消費者に合うようにアレンジしたうえで展開していくことが必要。著者らがこれまで行ってきた世界各国のマーケティングや若者の研究をベースに構築した本書。 今までの「変わることが苦手な」日本人を超えて、 変わるきっかけを与える1冊。
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