
真夏はウェイクサーフィンのハイシーズン。とりわけ外気温が高く、水温が低い湖でのウェイクサーフィンは格別。







琵琶湖の大会は毎年天候に恵まれているが、今回もピーカンで最高気温30度超えの真夏日。午前中は面がクリーンだったが午後から風が入ってしまい、琵琶湖名物“荒れ面”コンディションに。選手たちはボコボコのフェイスに苦戦しながらも、楽しそうに演技していた。そして今回の大会で最も特徴的だったのが、ビギナークラスとオープンクラスのエントリー数で、大会史上最多の選手が出場。その大半がボートのオーナーということから、ウェイクサーフィン人気がジワジワ広がっていることが窺えた。





今回の大会にはアメリカからのエントリーはなかったが、韓国から多くの選手が出場。各クラスで優秀な成績を収めていた。また、年齢層も経験値も高く、大会慣れしているマスタークラスの盛り上がりは例年同様。お祭り感覚で楽しんでいる姿を、会場の全員が笑顔で見守っていた。セミプロメンのファイナリストはイケメン揃い。荒削りな部分はあるものの、パワフルなライディングで観客を魅了した。大会のトリはプロウィメンとプロメン。時間が遅くなるにつれてハードな“荒れ面” になったが、そこは百戦錬磨のプロ、ワザを入れられる数少ないセクションを見つけては、華麗なアクションで魅せてくれた。






琵琶湖で開催される“センチュリオンウェイクサーフジャパンオープン”ならではといえるのが、協賛スポンサーと出展ブースの数。主催は〈センチュリオンボート〉、冠スポンサーは『Safari』と〈ムータ〉がつとめ、ほかにも高級腕時計の〈エドックス〉や〈ダイナースクラブ〉〈バンデル〉〈エレブロ〉など、多数のブランドが出展。会場内ではノンアルコールビールの〈バヴァリア〉も配られた。また、舞台裏で尽力したのが、大会を盛り上げ、わかりやすく解説してくれたMCブースと、ドローン&船上カメラマンの映像チーム。





エントリー人数は多かったものの、今回はスキムボードのクラスがなかったためヒート数は少なく、2日めの17時すぎには全競技終了。前日にBBQ交流会が開催されたガーデンで表彰式が行われ、選手全員でお互いの健闘を称え合った。そして今回のサプライズは、マスターズクラスの表彰式。優勝者にスイス発のブランド〈エドックス〉から高級腕時計が贈られ、会場も大いに盛り上がった。さて、次のステージは8月24日(日)に愛知県・常滑りんくうビーチで開催される中部オープン。またまた熱くて楽しい大会になりそう!






文=荻原嘉人 撮影協力=センチュリオン ボート ジャパン、ロータリーピア88
text:Yoshito Ogiwara special thanks : CENTURION BOAT JAPAN, ROTARY PIER 88