
秋らしさを演出するテクニックとして一番簡単でうまくいくのが、渋さやタフさを表現するということ。暑さも落ち着きそろそろ、1枚羽織りが欲しい季節がやってきたからね。
オリーブ、カーキ、サンドカラーなどは、軍ものにも採用されているという事実から、タフで渋くて男らしいという印象が強い。だから、頼れる男という印象を演出しやすいのだ。またアースカラーってこともあって、風景との馴染みもいいし、こなれ感だって醸し出せる。こんなに便利な色に頼らない手はない。しかもこの手のシャツは、ミリタリーっぽさを強調するためか、胸ポケットを完備していることが多いから、手ぶら派には嬉しい仕様。この秋はミリタリーカラーのシャツを味方に、頼れる男に見せていこう!
[ジャネット]GIANNETO7万8100円(ジャンネット/トヨダトレーディング プレスルーム)頼れる色とイタリアらしい作りで貫禄とセクシーさを同時に演出
コットンギャバジンを用いたミリタリーシャツは、開きを抑えた襟まわりや生地感の印象から、シックで貫禄ある雰囲気に仕立てた。その一方で背ダーツ入りのコンパクトシルエットに、タックアウトして着ること前提とした短丈の設計など、シャツにこだわるイタリアブランドらしい作りも魅力。
[ティントリア マッテイ]TINTORIA MATTEI 954

レーヨンツイル生地による、独特のトロみをもつ柔らかさと、着たときに出る美しいドレープが魅力。トーンはもちろんのこと、大きめのフラップポケットを胸につけることで貫禄を生み出した一方、裾をフラットにカットしたり、コンパクトな襟に仕立てたりと、カジュアルに着やすいよう設計。
[ギローバー]GUY ROVER

厚手のコットンギャバジンで仕立てた骨太なシャツアウターは、胸のカーゴポケットの形にもこだわりを見せ、デザインはもちろん実用性にも優れたものに仕上げた。前立ては比翼仕立てにすることで、見た目にすっきりとした印象を与え、街中で着やすい作りに。
[マービンポンティアックシャツメイカーズ]MARVINE PONTIAK SHIRT MAKERS

国内屈指の縫製技術を持つ工場で作る、メイド・イン・ジャパンの上質シャツを展開するブランド。
[レミ レリーフ]REMI RELIEF

定番のミリタリーシャツのサンドカラーモデルは、得意のストーンウォッシュ加工によるヴィンテージっぽい仕上げが魅力。ボタンや糸などもボディのトーンと揃えることで、ミニマルで自然な印象を醸し出す。ゆとりあるシルエットも手伝って、見た目どおりのゆる~い雰囲気を堪能できるはず。
INFORMATION
⚫︎オーバーリバー
https://midorikawaryostore.stores.jp/
⚫︎トヨダトレーディング プレスルーム
TEL:03-5350-5567
⚫︎トレメッツォ
TEL:03-5464-1158
⚫︎バインド ピーアール
TEL:03-6416-0441
⚫︎ユナイト ナイン
TEL:03-5464-9976
写真=丸益功紀 スタイリング=田川 匠 文=八木悠太
photo : Kouki Marueki(BOIL) styling : Takumi Tagawa text : Yuta Yagi