
今年も暖冬予想。フルスペックのダウンジャケットへの触手は、短い間になりそうだ。
[ロッキーマウンテンフェザーベッド]ROCKY MOUNTAIN FEATHERBED
■アメカジ鉄板の最強ベストと呼ばれる理由は?■理由1:レザー切り替え&ボアのタフスペック理由2:長く着るための作りが満載理由3:コラボ豊富でバリエ多彩
しっかりと詰まったダウンに、ラギッドなレザーヨーク、そして肌触りのいいボア襟。〈ロッキーマウンテン フェザーベッド〉のダウンベストは、まさしく一生モノと呼ぶに相応しい。
1960年代にアメリカ・ワイオミング州で誕生した〈ロッキーマウンテン フェザーベッド〉。その名のとおりロッキー山脈がまたがる地域で生まれた同ブランドは、1枚革のウエスタンヨークを採用したダウンベスト“クリスティベスト”を筆頭に、当時カウボーイやアウトドア愛好家たちから多くの支持を集めた。1974年にはゴアテックス仕様のマウンテンパーカを発売し、日本でもその名を広めることになるが、1980年代にはブランドが消滅してしまう。しかし、その後2005年には見事復活。サーティーファイブサマーズ社代表の寺本氏が所有する膨大なヴィンテージをもとに研究され、当時の姿を取り戻した。
当時のディテールや生地を再現したベストをはじめ、ダウンジャケットやインナーダウン、またランチジャケットなど、ラインナップを拡大。
■最強ベストといわれる理由■01/高い技術を要する1枚革のウエスタンヨークロッキーマウンテンフェザーベッドの主力アイテムであるクリスティベスト。その象徴といえるのが、レザーのウエスタンヨークだ。タンニンとクロムを組み合わせたコンビネーションなめしを用いたレザーを・継ぎ目なしの1枚仕立てにしている。ネイティブアメリカンのポンチョに着想を得たもので、継ぎ目がないことで耐久性を高め、雨の侵入も防ぐことができる。
02/見栄えにもこだわった隠しダーツ使い

03/長年着用することを想定した回転しないボタン

◾️定番◾️まさにエバーグリーンなラギッドベストの象徴

こちらが代表アイテムとなるクリスティベスト。1枚仕立てのレザーウエスタンヨークに、ボリュームのある天然ムートンという組み合わせが、実にラギッドだ。
1970年代をイメージしたレトロカラーも展開

今年新たに加わったプラムカラー。深みのあるヴィンテージな色合いにサックスブルーの裏地というコントラストの効いた組み合わせは、実に’70年代的だ。膨大なアーカイブを大量に所有する、〈ロッキーマウンテン フェザーベッド〉の世界一のコレクターでデザイナーでもある寺本欣児氏がいればこそのニューカラーといえる。
◾️デニム◾️よりタフに、より経年変化を楽みたいなら

コチラも新しく登場したデニムバージョン。上のプラムカラーと同様に、’70年代のアーカイブをベースに製作された。ボディに採用するのは日本製デニム。色落ち加工を施すことで、ヴィンテージな雰囲気に仕上げている。
◾️ハンターカモ◾️野暮ったくならない好発色カモフラ

屈強なハンターたちからも愛されたクリスティベストと聞けば、こんなダックハンターカモへの興味も増すかもしれない。アウターとしてはややクセが強いカモフラ柄だが、トーン・オン・トーンのダックハンターカモなら、街でも断然着こなしやすい。
◾️ショップやブランドの寵愛を証明する別注◾️別注1〈スタンダード カリフォルニア〉

コラボレーション展開が多いのも、〈ロッキーマウンテン フェザーベッド〉ならでは。
別注2“ニードルズ”

個性的な色と柄使いが魅力の〈ニードルズ〉とのコラボは、ヨークのプリントに注目。ヨーク部分にタンチョウヅルがあしらわれている。雪景や夕景とともにプリントされたタンチョウヅルの姿が、大自然で活躍してきたダウンベストとマッチ。
別注3〈ユナイテッドアローズ〉

爽やかにして懐かしいレトロな雰囲気を漂わせるライトブルーは、まるでカルフォルニアの海辺にいる気分にさせてくれる。この色のほか、ムートンまで統一したブラウンのワントーンとブラックのワントーンの3色を〈ユナイテッドアローズ〉が別注。どれもレイヤードスタイルに合わせやすいカラーリングだ。
INFORMATION
⚫︎アール 柳橋
TEL:080-7024-4090
⚫︎スタンダード カリフォルニア
TEL:03-3770-5733
⚫︎ネペンテス
TEL:03-3400-7227
⚫︎ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店
TEL:050-8893-4217
写真=正重智生 スタイリング=田川 匠 文=安岡将文
photo:Tomoo Shoju(BOIL) styling:Takumi Tagawa text:Masafumi Yasuoka