
叶えたいのは教科書どおりのスタイルではなく、自分たちらしい心地よさ。木×ガラスの異素材使いやテイストを問わない絶妙なミックス感を背景に、たっぷりと陽射しが入り、気持ちのいい風が抜けていく福田邸。
築37年のマンションを購入し、フルリノベーションした福田邸。2方向から自然光がたっぷり差し込むLDKが印象的。「特定のスタイルにこだわるよりも、自分らしいミックス感が好き「というその住まいは、さりげないのに普通じゃない格好よさが漂う。たとえば床。DKには、光の差し方で印象を変えるヘリンボーン(床材をV字に組み合わせた張り方)を採用。リビングに近づくにつれ一部をランダムに抜き、モルタル床へと緩やかにグラデーション。リビングの壁はそのモルタル床に合わせて一面だけをグレーにペイント。一方、DKは、床や壁面収納の木の質感を生かしつつ、アイランドキッチンは側面までステンレス仕上げに。光沢を抑える艶消し加工でしっとりとした印象に仕上げ、木とステンレスが絶妙なバランスで互いのよさを引き立て合う。
ミックス感は内装だけでなく、家具選びにも。ダイニングテーブルは伸長できるオランダのアンティーク、対するチェアはマルセル・ブロイヤーがデザインした名作椅子のひとつ“チェスカチェア”にして、モダンさをプラス。


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※『Safari』11月号276~277ページ掲載
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写真=松村隆史 文=中城邦子 photo : Takafumi Matsumura text : Kuniko Nakajo