IIJが新たに開発したSafousは、イスラエルCyolo社との技術提携によりCyolo社のエージェントレス型ZTNA製品を採用、顧客は端末へのエージェントのインストールや、専用のインフラ基盤を用意する必要がなく、短期間で利用開始できる。
Safousは、外部から社内ネットワークに直接通信させないアーキテクチャで、許可されたアプリケーションに対して許可された人・物のみがアクセスするため、企業ネットワークを狙った攻撃のリスクを軽減できる。また、顧客のネットワークに設置する専用のアプリケーションゲートウェイで、認証・認可の制御を行い、端末のアプリケーションや場所、デバイスなどの条件に応じて細かくアクセス制御ができ、多要素認証やシングルサインオンなどの認証方法で、端末の認証を強化できる。さらにエージェントレスでデバイスに依存しないため、PC、タブレット、IoT機器などあらゆるデバイスで活用可能。
Safousの参考価格は、基本料金は 800 USD、1ユーザあたりのアカウント費用は 10 USDとなっている。
Safousは今後、Webアクセスのセキュリティ機能(SWG:Secure Web Gateway)や、クラウドの利用状況を可視化する機能(CASB:Cloud Access Security Broker)等を順次追加し、統合的なセキュリティ対策サービスとして開発を進める予定。提供エリアについても、2022年までに欧州及び米国へ拡大する。