この脆弱性は、Oracle社の定期アップデート(April 2023)により公開されたもので、Java SEに関する脆弱性も公表されている。
対象となるのは、サポートされている次のOracle 製品。
Oracle Java SE 20
Oracle Java SE 17.0.6
Oracle Java SE 11.0.18
Oracle Java SE 8 Update 361-perf
Oracle Java SE 8 Update 361
アップデートでは複数の脆弱性が公表されているが、特に「CVE-2023-21930」の脆弱性は、認証されていない攻撃者がTLSを介してネットワーク アクセスを行い、上記の製品を侵害する可能性がある。攻撃に成功すると、重要なデータにアクセスされ変更や削除をされたり、不正なデータを作成されたりする可能性がある。また、この脆弱性はAPIを経由して悪用される可能性もある。
IPAでは、Javaの最新バージョンを早急にインストールするよう呼びかけている。また、Oracle社からは2019年4月16日以降のJavaのリリースについて、ライセンスの変更が案内されているため、適切な対応を推奨している。