GitHub Japanは11月20日、米国GitHubが「GitHub Secure Open Source Fund」のパートナー募集を開始したと発表した。

 「GitHub Secure Open Source Fund」は、オープンソースプロジェクトのセキュリティと持続可能性を経済的にかつプログラムを通して支援するためのプログラムで、日本時間2025年1月8日午後4時59分まで応募を受け付けている。


 同プログラムは、Alfred P. Sloan Foundation、American Express、Chainguard、HeroDevs、Kraken、Mayfield Fund、Microsoft、1Password、Shopify、Stripe、Superbloom、Vercel、Zerodhaなどの支援を受けて、GitHubが125のプロジェクトに125万ドル(約1億9千万円)を投資、今回の発表を皮切りにオープンソースセキュリティへの資金提供というGitHubのミッションに賛同するパートナーを募集する。またGitHubでは、純粋な経済的支援とは別に、3週間のプログラムを通じてメンテナーにセキュリティ教育、メンターシップ、ツール導入、認定などのサポートを提供する。

 同プログラムの目標は、共通の目的を持つメンテナーや資金提供者からなるセキュリティを重視するコミュニティを構築し、スケーラブルな方法でプロジェクトのセキュリティを改善することで、コミュニティはセキュリティリスクの低減やプロジェクトのセキュリティステータスに関する可視性と洞察、一貫したレポートによる恩恵を受けられる。参加者に提供される内容は下記の通り。

資金:プログラムのマイルストーンとチェックポイントに沿って、各プロジェクトにつき1万ドル(約150万円)

教育:1対1の指導、ワークショップ、グループセッション、プロジェクト作業、メンターシップを組み合わせた、毎週5~10時間参加を必要とする3週間のプログラム。

チェックイン:教育プログラム終了6ヶ月後と12ヶ月後のチェックポイント

GitHub Securityとのオフィスアワー:GitHub Security Labチームとの専用時間を設け、インシデント管理の計画とサポートのための効果的なセキュリティポリシーとベストプラクティスを確立

交流機会:GitHub Sponsors、資金提供者、コミュニティメンバー、GitHubリーダーとのQ&Aセッション

専門知識:GitHub Security Labのセキュリティ専門家への問い合せ、GitHub Sponsors、資金提供者、コミュニティメンバー、GitHubリーダーとのQ&Aセッションでの知識の共有

ツール:GitHub Copilot、Copilot Autofix、シークレットスキャンなどのツールを含むGitHub関連製品の無償利用とトレーニング

コミュニティ:新しいGitHub Secure Open Sourceコミュニティへのアクセス

終了後のサポート:GitHubから継続的なネットワーキングとサポートの機会を提供

ポリシー教育:Secure by DesignやEU Cyber Resilience Actなどのポリシーに対応するためのプロジェクト準備

認定と状況報告レビュー:プログラム認証と年2回のセキュリティ状況報告レビュー

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