独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月17日、The LuxCal Web Calendarにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。田内陸斗氏、三井物産セキュアディレクション株式会社の東内裕二氏が報告を行っている。
影響を受けるシステムは以下の通り。

The LuxCal Web Calendar 5.3.3M(MySQL version)より前のバージョン
The LuxCal Web Calendar 5.3.3L(SQLite version)より前のバージョン

 LuxSoftが提供するThe LuxCal Web Calendarには、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。

・pdf.phpの処理におけるSQLインジェクション(CVE-2025-25221)
→データベース内の情報を削除、改ざん、窃取されたりする

・retrieve.phpの処理におけるSQLインジェクション(CVE-2025-25222)
→データベース内の情報を削除、改ざん、窃取されたりする

・dloader.phpの処理におけるパストラバーサル(CVE-2025-25223)
→サーバー内の任意のファイルを取得される

・dloader.phpにおける重要な機能に対する認証の欠如(CVE-2025-25224)
→サーバー内の任意のファイルを取得される

 JVNでは、開発者が提供する情報をもとにソフトウェアのアップデートを行うよう呼びかけている。

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