GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社は4月25日、ASMツール「GMOサイバー攻撃 ネットde診断 ASM」の自動脆弱性診断機能を拡張し、Webメールソフトウェア「Active! mail」のバージョン情報および既知の脆弱性が検知可能となったと発表した。

 「GMOサイバー攻撃 ネットde診断 ASM」は、簡単かつ直感的に使用できる国産ASM(Attack Surface Management)ツールで、顧客の社名やサービス情報、IPアドレスをもとに、攻撃対象となる可能性があるWebサイトやネットワーク機器を特定し、定期的なセキュリティ診断を実施、自社IT資産の棚卸とリスクの可視化が可能となる。


 「Active! mail」は4月18日に、脆弱性対策情報ポータルサイト「JVN(Japan Vulnerability Notes)」にて「スタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2025-42599)」が緊急度が極めて高い脆弱性として公開されており、提供元の株式会社クオリティアはユーザーに対し最新バージョンへのアップデートを呼びかけている。

 「GMOサイバー攻撃 ネットde診断 ASM」開発チームのサービス責任者 市川遼氏は「「Active! mail」は日本国内の様々な組織で利用されていますが、Webメーラーは侵害されるとメールアドレスを起点にパスワードがリセットされ、それにより他のサービスにも不正アクセスの被害が広がるリスクがあり、早急な対応が求められます。「GMOサイバー攻撃 ネットde診断 ASM」の「ドメイン棚卸」機能をご活用いただくと、自社で「Active! mail」を利用しているかどうか分からない場合でもドメインから辿って脆弱なバージョンのまま利用していないかスムーズに確認できます。」とコメントしている。

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