東証プライム上場企業の株式会社淀川製鋼所は4月25日、連結子会社でのランサムウェア被害の発生について発表した。

 これは3月30日に、同社の連結子会社である台湾の盛餘股份有限公司のサーバに第三者から不正アクセスがあり、同サーバに保存している各種ファイルが暗号化されるランサムウェア感染被害を確認したというもの。
盛餘股份が管理している従業員等の個人情報や機密情報が一部外部に漏えいした可能性があるという。

 盛餘股份では現在、外部専門家の協力のもとで原因究明と再発防止策の検討を進めるとともに、感染被害の範囲等の調査と早期復旧への対応を進めている。

 なお、盛餘股份のサーバは淀川製鋼所グループにおけるその他の地域の会社とは別個に構築・運用されており、盛餘股份および盛餘股份の子会社である淀鋼國際有限公司以外の淀川製鋼所グループ会社では本件に関する影響は確認されていない。

 また、淀川製鋼所グループの業績に及ぼす影響については精査中とのこと。

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