独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月14日、アイ・オー・データ製ネットワーク接続ハードディスク「HDL-Tシリーズ」における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ゼロゼロワンの早川宙也氏と神野亮氏が報告を行っている。
影響を受けるシステムは以下の通り。

HDL-Tシリーズファームウェア Ver.1.21およびそれ以前

 また、対象製品は以下の通り。

HDL-TC1
HDL-TC500
HDL-T1NV
HDL-T1WH
HDL-T2NV
HDL-T2WH
HDL-T3NV
HDL-T3WH

 株式会社アイ・オー・データ機器が提供するネットワーク接続ハードディスク「HDL-Tシリーズ」には、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。

・OSコマンドインジェクション(CVE-2025-32002)
→遠隔の攻撃者によって認証無しで任意のOSコマンドを実行される

・重要な機能に対する認証欠如(CVE-2025-32738)
→遠隔の攻撃者によって認証無しで当該製品の設定を変更される

 JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアを最新版へアップデートするよう呼びかけている。本脆弱性は「HDL-Tシリーズファームウェア Ver.1.22」で修正されている。

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