公益財団法人やまがた農業支援センターは5月9日、農地中間管理事業の契約に係る個人情報流出の可能性について発表した。

 これは5月8日午後0時20分頃に、同センターの職員が職場でパソコンを操作中、画面に「ウイルス感染」のメッセージが発生し、画面に表示された電話番号の相手方の指示に従ってURLを入力したとこ ろ、パソコン内のデータが消去されたというもの。


 流出した可能性がある個人情報は下記の通り。なお、現時点で第三者への個人情報の流出は確認されていない。

・令和6(2024)年度時点の農地中間管理事業に係る全契約者 約32,000人・団体分の情報(氏名、住所、電話番号、生年月日、金融機関口座情報、契約情報)

・令和5(2023)年度以前の契約者に係る個人情報等も含まれるが、データが消去されたため正確に把握できない。

 当該職員は5月8日午後0時50分頃に、相手方の対応を不審に思いパソコンの電源を強制的に切断し、同日午後6時頃に、パソコンリースの委託業者がパソコンに遠隔操作のアプリがインストールされていることを確認している。

 同センターでは農地中間管理事業の全契約者(約32,000人・団体)に対し、ネットバンキングに関する詐欺や業者を装った詐欺などに注意を呼び掛ける文書を発送するとともに、当分の間、同センター内に契約者等からの相談に対応するために相談窓口を設置する。

 同センターでは所属職員に対し、再発防止に係る周知徹底と研修を実施するとのこと。

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