国立大学法人山形大学は5月12日、同学のノートパソコンへの不正アクセスについて発表した。

 これは4月21日に、同学教員が業務で使用するノートパソコンで、サポート詐欺に関する虚偽の警告掲示に対し、遠隔操作ソフトをインストールさせられ、不正アクセスされたというもの。
不正アクセスにより当該パソコンに保存していた同学学生の個人情報が流出した可能性があるという。

 流出した可能性があるのは、農学部、大学院農学研究科及び岩手大学大学院連合農学研究科(山形大学配属)の学生に係る下記の個人情報。なお、金銭的な被害は発生していない。

1.学生名簿(2017~2025年度):2,306名の氏名及び学生番号
2.健康調査票:313名の学生番号、メールアドレス、生年月日、電話番号及び健康調査票回答事項
3.学生相談時に特に要望、情報提供があった学生の名簿(パスワードにより暗号化):12名の氏名及び学生番号
4.学生相談時に特に要望、情報提供があった学生の名簿(パスワードにより暗号化):6名の氏名、学生番号及び要望等の事項

 同学では対象者に順次、案内を行っている。

 同学では、情報セキュリティに関する学内の研修を徹底するとともに、個人情報の取扱いや情報セキュリティに関する施策の強化を通じ、再発防止に努めるとのこと。

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