千葉県は5月30日、県立千城台高等学校での個人情報漏えいについて発表した。

 これは5月26日午後7時頃に、同校教員が90名の生徒のみが閲覧できるTeams上に誤って1学年321名分の数学の成績等を含むExcelファイルをアップロードしたというもの。
当該ファイル内に個人情報が含まれたシートが存在していないものと誤認したまま、当該教員が一人でTeams上に当該ファイルをアップロードしたことが原因で、翌5月27日午前9時頃に保護者からの通報で発覚した。

 漏えいしたのは、1学年321名の1学期中間考査の得点(数学I及び数学A)と入学者選抜の数学の得点、生徒名、メールアドレス、座席表、出欠数、平常点。

 同校では事実を確認後に、当該ファイルを削除するとともに、ファイルを閲覧した生徒44名を特定し、当該生徒の端末内のファイルを削除している。

 同校では5月28日に臨時の全校集会を開催し、校長から事故の経緯説明と謝罪を行い、翌5月29日には保護者会を開き、校長から保護者に経緯と再発防止策を説明し謝罪している。

 同県では再発防止策として下記を実施するとのこと。

1.個人情報を保存する際は暗号化技術を使用してデータを保護する。
2.個人情報へのアクセス権限を最小限に抑え、必要な者のみがアクセスできるようにする。
3.情報セキュリティに関する研修を定期的に実施し、個人情報の取扱いに関する意識を高める。

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