株式会社NTT ExCパートナーは6月5日、東京都から「中小企業サイバーセキュリティ 実践力強化プログラム」を受託し、運営を開始したと発表した。

 東京都では、サイバーセキュリティ対策の普及啓発に加え、セキュリティ機器の導入支援等のハード面の整備を進めているが、整備実施後も各中小企業の人材面・ノウハウ面のリソース不足が、サイバーセキュリティ対策の継続的な実施の大きな障害になると予想している。


 同事業では、基本的なセキュリティ機器・ソフトウェアを導入し、セキュリティに関する社内方針の策定までは実施したものの、その先何をすればよいか分からないと不安を抱える中小企業を対象に、約7ヶ月間にわたるセミナー・ワークショップを通じて、専門知識と実践的な課題解決の手法を学習する機会を提供し、サイバーセキュリティ対策の中核を担う人材の育成を支援する。また、専門家を個別に派遣し、ワークショップで洗い出した課題を中心に各社が直面している問題の解決を図り、社内体制の整備を促進する。

 さらに、同事業で作成するセミナーテキストや事例集を広く社会へ公開することで、中小企業がセキュリティ対策を実行する際に使えるツールとして利活用し、中小企業全体のセキュリティ対策の強化をめざしている。

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