Okta Japan 株式会社は6月9日、同社オフィスが「WELL Platinum」認証と「LEED Silver」認証を取得したと発表した。

 WELL Building Standard認証は、空気、水、光、栄養、運動、快適性などの観点から、働く人々の健康と快適性を包括的に評価する国際的な認証制度で、「WELL Platinum」は最高ランクの評価となる。


 Okta Japanは、下記の多面的な取り組みで認証を取得している。

・空気環境の可視化と改善:執務スペースに空気品質モニタリング装置を設置し、二酸化炭素、PM2.5、揮発性有機化合物(VOC)などの数値をリアルタイムで測定・管理し、常に健やかな空気環境を維持。

・エルゴノミクスへの配慮:昇降デスク(全ワークステーションの25%以上)や、外付けキーボード、マウス、ラップトップスタンドの整備で姿勢や作業効率をサポートし、働く人の身体的な負担軽減を図る。

・健康的な食の選択肢の提供:オフィス内パントリーでは、低糖・ノンカフェイン飲料や、健康的な食材を使用したスナック等を提供し、従業員が日常的にヘルシーな選択をできる環境を整備。

・自然光を取り入れた空間設計:執務スペースや共用エリアを含め、オフィス全体で自然光を取り入れやすい構造に設計し、視覚的な快適さと心理的な安心感を両立。

 LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)は、建物の設計・建築・運用における環境配慮やエネルギー効率を評価する世界的な認証制度で、「LEED Silver」認証は、LEED認証の中で上から3番目に高い評価となり、エネルギー使用の最適化や室内環境の質の向上など、環境に配慮した建築・運用の取り組みが一定の基準を満たしていることを示している。

 Okta Japanは、下記の省エネルギー性能の向上、資源循環型の設備導入、快適で健康的な職場環境づくりを通じて「LEED Silver」認証を取得している。

・エネルギー効率に優れた照明設計:全館に高効率・長寿命のLED照明を採用し、器具効率120 lm/W以上、CRI80以上、寿命50,000時間以上の製品を使用。DLC PremiumやENERGY STARなどの性能認証を受けた機器を導入し、従来の照明と比較して大幅な省エネを実現。

・快適で健康的な室内環境の整備:会議室や個室には吸音材・遮音パネルを配置し、音の反響や漏れを抑制し、集中力や生産性の向上につなげる。

・共有部トイレの改修工事による節水:自社占有スペースだけでなく、共用部のトイレにも独自に投資を行い、水使用量削減を目的とした節水工事を実施。

 Okta Japan 代表取締役社長の渡邉崇氏は「Oktaは、従業員が安全かつ快適に働ける環境を提供することを重要な価値観のひとつとしています。
今回の『WELL Platinum』と『LEED Silver』認証の取得は、単なる施設基準の達成ではなく、人と地球の両方に配慮した働き方の実現に向けた強いコミットメントの証です。今後もOktaは、持続可能かつ人間中心のオフィスづくりを通じて、社員のウェルビーイングと日本社会に貢献してまいります。」とコメントしている。

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