同ブログによると、4月25日に公開されたオープンソースのコンテンツ管理システム「CraftCMS」の脆弱性(CVE-2025-32432)を狙った攻撃を新たに観測しており、同脆弱性が攻撃者に悪用された場合、認証を回避されて任意のコードを実行されてしまう恐れがあるという。
同脆弱性の影響対象は下記の通り。
Craft CMS 3.0.0 以上 3.9.15 未満
Craft CMS 4.0.0 以上 4.14.15 未満
Craft CMS 5.0.0 以上 5.6.17 未満
同脆弱性のCVSS値は10.0(Critical)と評価とされ、深刻な脆弱性に位置づけられており、既にPoC(概念実証コード)が公開され、悪用事例も報告されているため、MBSDでは当該製品を使用している場合は、早急に最新のバージョンにアップデートすることを推奨している。
MBSD-SOCでは、同脆弱性を狙った攻撃を6月4日に初観測しており、攻撃元国ではオランダからの攻撃を多数観測している。同脆弱性を狙った攻撃元国の上位5件は下記の通り。
1:オランダ(97.9%)
2:日本(1.7%)
3:オーストラリア(0.2%)
4:アメリカ(0.1%)
5:ドイツ(0.1%)