山口県宇部市は6月25日、メール誤送信による個人情報等の漏えいについて発表した。

 これは6月4日午後2時21分に、同市産業政策課の職員が事業者等にイベントの出展案内をメール送信する際、宛先を「Bcc」に設定すべきことを失念し、全事業者のアドレスを「To」に設定して送信したため、受信者全員に送信先のメールアドレスが全て表示される状態となったというもの。
職員が6月17日に送信済みメールを確認した際、発覚した。

 当該職員が宛先を「Bcc」に設定すべきことを失念していたことや、メールを送信前に複数人で送信設定を確認していなかったことが原因。

 漏えいしたのは、うべ元気ブランド認証事業者及びうべまるごと元気ネットワーク会員のメールアドレス122件(個人66件、法人56件)。

 同市では6月17日午後7時10分に、当該事業者等に対しメールにて謝罪と送付メールの削除を依頼している。

 同市産業経済部長は「今回の件を厳粛に受け止め、今後は、メール機能の変更により再発防止を徹底するとともに、職員に対して、個人情報の適正な取扱いや重要性に対する意識向上と管理徹底を図り、信頼回復に努めてまいります。」とコメントしている。

 同市では今後、全庁的に手動ミスによるメールの誤送信を防止するため、送信先が複数ある場合は自動的に「Bcc」へ設定する機能に変更するとのこと。

元の記事を読む

編集部おすすめ