独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月20日、富士フイルムヘルスケアアメリカ製Synapse MobilityにおけるWebパラメタの外部制御による権限昇格の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。Christopher Alejandro(Moroco)氏が報告を行っている。
影響を受けるシステムは以下の通り。

Synapse Mobility バージョン 8.0、8.0.1、8.0.2、8.1、8.1.1
※Synapse Mobility バージョン 8.2xおよび9.0は本脆弱性の影響を受けない

 富士フイルムヘルスケアアメリカが提供するSynapse Mobilityには、Webパラメタの外部制御による権限昇格の脆弱性(CVE-2025-54551)が存在し、本製品のユーザーが検索機能のパラメタを操作することで権限を昇格し、本来閲覧権限のないデータにアクセスできる可能性がある。

 JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、本脆弱性の影響を受けない「Synapse Mobility バージョン 9.0 または 8.2x」へアップデートするか、Synapse Mobility バージョン 8.0から8.1.1向けのパッチを適用するよう呼びかけている。

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