国土交通省関東地方整備局は8月21日、CONPASメールサーバの不正利用によるスパムメールの送信について発表した。CONPASはContainer Fast Passの略称で、港湾のコンテナターミナルのゲート前混雑の解消やコンテナトレーラーのターミナル滞在時間の短縮を図りコンテナ物流を効率化することを目指したシステム。


 関東地方整備局では8月14日に、同局が運用を行っているCONPASのメールサーバを不正に利用した、スパムメールの送信を確認したという。同局ではスパムメールの内容については調査中だが、メール件名は「CONGRATULATION!!!」「Recovery of Your Lost Funds」で、英語で送金を求める内容になっているという。

 同局によると、当該サーバには個人情報等を格納していないため、本事案に関連した個人情報や非公表情報の漏えいはない。

 同局では8月14日中に対策を行い、それ以降はCONPASのメールサーバを不正に利用したスパムメールの送信がないことを確認している。

 同局では専門機関の協力を得ながら詳細な原因や影響等について調査・検討を行い、引き続き情報セキュリティ対策の強化や個人情報の適切な管理を徹底するとのこと。

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