株式会社WACARU NETは8月26日、「インターネットサービスのパスワード設定に関する調査レポート」を発表した。

 同レポートは、インターネットサービスを利用している全国の男女570名を対象に、パスワードの使い回し状況や管理方法・不正アクセス経験に関するアンケート調査を実施した結果をまとめたもの。


 同調査で、インターネットサービスのパスワード使い分け状況について尋ねたところ、「すべて同じパスワードにしている」が66.5%となり、「一部使い回している」が30.7%、「常に使い分けている」が2.8%であった。年代別でパスワード使い分け状況について見たところ、20代・30代は「すべて同じ」が30%未満となる一方で、40代以上の世代では30%を超え徐々に増加する傾向がみられた。

 パスワード使い回しの理由について尋ねたところ、「管理が面倒だから」が50.2%で最多となり、「覚えやすいから」が48.9%で続いた。

 パスワードの管理方法について尋ねたところ、「紙にメモしている」が43.3%で最多となり、「スマホやPCのメモ帳アプリに保存」が39.1%、「ブラウザの自動保存機能を利用」が31.6%で続いた。

 実施しているパスワードのセキュリティ対策について尋ねたところ、「他人に教えないようにしている」が59.6%で最多となり、「2段階認証を設定している」が46.8%で続いた。同レポートでは、サービス側で「パスワード+電話番号」といった2段階認証がデフォルトで設定されているケースが多いことが理由であると推測している。

 インターネットのパスワードに関する思い当たる不正アクセスの原因について尋ねたところ、「簡単なパスワードを使っていた」が27.7%で最多となり、「同じパスワードを使い回していた」が25.5%、「フィッシングサイトに騙された」が12.8%で続いた。

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