スーパーを運営する株式会社良知経営は9月2日、不正アクセスによる企業情報及び個人情報流出の可能性について発表した。

 これは8月18日に、同社サーバへの第三者からの不正アクセスを検知したため、調査した結果、同社の企業情報及び個人情報が流出した可能性が判明したというもの。


 同社では不正アクセス確認後に、当該サーバの接続・通信の遮断を行い、個人情報保護委員会、神奈川県警察に報告し、専門機関による調査を実施している。

 不正アクセスのあった情報は下記の通りで、1~4の合計は最大45万件。

1.2006年5月から2023年4月末日までの仕入れ、販売・在庫データ

2.良知経営が運営する一部の店舗(16店)および過去に運営していた一部の店舗(18店)で運用している「トクトククラブ」ポイントカード会員の顧客情報(氏名、住所、性別、電話番号、生年月日、メールアドレス、最終来店日)

3.「カリメラ」(ミネラルウォーター)の配達先の顧客情報(氏名または名称、住所、性別、電話番号、生年月日、メールアドレス)

4.食品と酒の配達業務(旧パスポート宮前店、旧ヤスブン四ツ居店、旧ヤスブン業務卸部)の配達先の顧客情報(氏名または名称、住所、電話番号、取引条件)

5.「カリメラ」(ミネラルウォーター)利用の顧客のうち、銀行口座引き落としをしている顧客の銀行名、支店名、口座番号:47件

6.過去在籍を含む一部の従業員情報(氏名、社員番号、勤怠データ):7,518人

 同社では、不正アクセスのあった情報のうち流出した情報があるか、またその範囲について、現在調査を行っており、事実関係が判明次第、個人情報の流出が確認された顧客や取引先に対し、個別に連絡を行う。

 同社では今後、不正アクセスの詳細が判明し次第、それに応じて情報セキュリティ教
育を含めたセキュリティ全般の強化対策と監視体制の増強を行い、再発防止に努めるとのこと。

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