独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月5日、Pythonライブラリ「TkEasyGUI」における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社Ikotas Labsの辻知希氏が報告を行っている。
影響を受けるシステムは以下の通り。

TkEasyGUI v1.0.22より前のバージョン

 クジラ飛行机が提供するTkEasyGUIには、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。

・OSコマンドインジェクション(CVE-2025-55037)
→外部からメッセージを構築する設定になっている場合、第三者によって任意のOSコマンドを実行される

・ファイル検索パスの制御不備(CVE-2025-55671)
→プログラムを実行している権限で任意のコードを実行される

 JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。

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