株式会社丸菱ホールディングスは9月5日、7月28日に公表した同社へのランサムウェア攻撃について、続報を発表した。

 同社では7月28日に、第三者からの不正アクセスによるランサムウェア攻撃で、一部システムでのデータ暗号化と一時的な利用停止となった旨を公表しており、8月5日には、「当社および当社の関係会社が保有する個人情報および秘密情報等が一部漏えいしていることが判明」したとの続報を発表していた。


 同社では、外部の専門機関と連携した追加調査の結果、現時点では外部への情報漏えいの痕跡は確認されておらず、同社が8月5日付のリリースで「一部漏えいしていることが判明」と記載したが、正しくは「一部漏えいの可能性がある」という状況で、「断定的な表現を用いたことにより、皆様にご心配をおかけしましたことを改めてお詫び申し上げます。」と謝罪している。

 なお同社では、外部のセキュリティ専門家の支援を受けながら行っていた、本件の原因特定と被害状況の調査が可能な限り完了し、主要なシステムは必要な対策を講じた上で復旧し、通常業務を再開している旨を8月25日に公表している。

 同社では今後、セキュリティ体制の強化、システム監視体制の再構築を行い、再発防止に努めるとのこと。

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