独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月16日、複数のセイコーエプソン製プリンタのWeb Configにおけるスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社の井餘田笙悟氏が報告を行っている。
影響を受けるシステムは以下の通り。

Web Config

 セイコーエプソン株式会社が提供する複数のプリンタ製品に導入されている、Webブラウザ上で製品本体の状態を確認したり設定を変更したりするためのソフトウェアWeb Configには、スタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2025-66635)が存在し、Web Configにログインしたユーザーによる細工した入力を処理することで、任意のコードを実行される可能性がある。

 JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアを最新版へアップデートするよう呼びかけている。また開発者は、対策ファームウェアの提供予定のない製品については、ワークアラウンドの適用を強く推奨している。

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