世界的に半導体の重要性が高まるなか、韓国は2021年5月13日、国家戦略「K-半導体戦略」を発表した。半導体産業の競争力強化を目的とし、2030年までに世界最高の半導体サプライチェーンを構築するというビジョンを掲げている。
この戦略において、目玉となるのは「民間企業による10年間で510兆ウォン(約49兆円)超えの投資」だという。米中間の技術覇権争いが激しさを増すなか、日本を含めた主要国は軒並み国内で半導体を生産できるサプライチェーンの確保に乗り出しており、韓国が対策に乗り出すのは当然の流れと言えるだろう。
記事は、韓国にとって半導体は極めて重要な産業であり、韓国の製造業全体の設備投資の45%が半導体関連であり、韓国の輸出においても半導体は大きな割合を占めていると指摘した。
一方、韓国の半導体産業は台湾と似ており、「半導体製品の製造」には強いが、半導体材料や設備の分野に弱く、輸入に依存していると指摘、そのため、韓国は「K-半導体戦略」で、2030年までに「韓国を世界最先端かつ世界最大の半導体生産基地」とし、世界の半導体サプライチェーンを牽引する存在となることを目指す方針を打ち出したと伝えた。
この点で中国は、すでに「中国製造2025」により半導体を「自給自足」できるよう努力しており、半導体企業に対して技術の難易度に応じた税制優遇措置を実行し、軍民共同での開発を進めていると強調。記事は「韓国が半導体産業で世界覇権を狙っている」と主張しているが、それは中国も同じだろう。半導体を巡る世界の競争は今後ますます激化していきそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)











