日本アニメは今でも中国で高い人気があり、多くの若者がネットなどで日本アニメを楽しんでいる。しかし、あまりの人気の高さに「日本は中国に対してアニメを通じて文化的な侵略を仕掛けているのではないか」と感じる人もいるようだ。
スレ主は、2019年に発生したパリのノートルダム大聖堂の火災、京都アニメーション放火事件、そして、河南省義馬市の化学工場爆破事故の3つの類似したニュースを見て疑問を感じたという。なぜなら、多くの中国人ネットユーザーは京アニの放火事件には非常に高い関心を示しているのに、ノートルダム大聖堂にはあまり関心がなく、中国で起きた爆発事故ですら京アニほど関心を向けなかったからだそうだ。それで、「日本に文化侵略されているのでは」と感じたようだ。
しかし、寄せられたコメントの多くが「文化侵略ではない」というものだった。例えば、「文化侵略とは、ある国または民族が別の国または民族に、文化を通して思想を変えさせて征服する行為のことだ。わが国の優秀な文化を輸出することは文化の宣伝なのに、日本の二次元文化が入ってくると侵略になるのか?」との指摘があった。
多くの人が京アニの事件に注目した理由については、「京アニは放火事件だが化学工場は爆発事故だ。心情的に注意が向くのはどちらだろうか。実際のところ、世界中のアニメオタクが京アニの放火事件に注目した」との意見や、「化学業界に詳しければ簡単な話だよ。化学工場の爆発は中国では何も珍しいことではなくニュースにもならないような茶飯事だからさ」などのコメントがあった。
しかし、なかには「文化侵略だ」と主張する人もいて、「確かに文化侵略だが大きな問題ではない。