外国を短期間旅行することと、外国で長期間「生活」することには明らかな違いがあるものだ。長期にわたって暮らすことで、旅行者としての立場では見えなかったものが色々と見えてくるだろう。
スレッドには、日本で暮らしているという中国人たちがさまざまな意見を寄せている。たとえば、日本での生活が「28年」にもなるという中国人ネットユーザーは、中国は何をするにも「コネ」が必要で、こういうコネ社会はとても嫌いだったと指摘する一方、日本での社会生活では「コネはまったく重要ではなく、ただ社会のルールをしっかり守ってさえいれば問題ない」のがすばらしいと指摘し、「日本社会は自分の性格に合う」と述べている。
また、日本で4年ほど生活しているという別の中国人ネットユーザーは道路の横断を例に挙げて「日本と中国の生活の違い」を紹介している。中国の路上では歩行者を優先してくれないうえ、信号無視をする車も多いため、必ず左右を確認してから道路を横断しなければならないが、日本のドライバーたちは運転マナーがとても良いので、道路横断の際に左右確認をしなくなったとコメント。つまり、日本の社会には秩序があり、人びとはルールを守っているというのが違いだと指摘した。
さらには、中国で暮らしている時はたびたび「お腹を下していた」というユーザーは、日本で暮らしているうちに「お腹を下さなくなった」そうだ。この理由について、「日本の食べ物や飲み物は衛生的だから」と考えているという。
そのほか、日本での生活が21年になるという中国人ネットユーザーは、日本で生活すると「どんどん誠実になるというのは本当だ」と伝え、またルールや法律を守る人に変化するなど、たくさんの良い点があるとコメントしている。しかし日本人との人間関係は「距離感があって、寂しさを感じる」ため、和気あいあいとした人間関係を楽しみたいなら中国で生活した方が良いと提言した。
別の中国人ネットユーザーは日本と中国の物価について、中国はインターネット光回線の月額料金が80元(約1360円)ほどなのに対して、日本は5000円ほど、また中国の地方都市であれば40平方メートルの部屋の家賃は月800元(約1万3600円)ほどだが、日本では月額10万円すると紹介し、日本はやはり「物価が高い」ので、簡単にはお金が貯まらないと述べていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)