日本に住んでいる外国人は新型コロナの影響で減少したが、それでも2021年6月の時点での在留外国人は252万人あまりに上った。そのうち最も多いのが中国人で、4人に1人以上を占めていたが、中国人は日本に住むことについてどう感じているのだろうか。
記事はまず、日本に住んでいる中国人は大勢いるが、実際に住んでみると「想像と違っていた」と感じることがよくあると紹介した。日本に住んで良かったと思うことと、期待外れだったことをそれぞれ紹介している。
まず「日本に住むことのメリット」として、日本は静かで中国とは全然違うと伝えた。人の多い東京でさえクラクションの音を聞くことがなく、大声で電話する人も、夜中に酔って騒ぐ人も少なく、ビル建築の騒音に悩まされることもないと伝えた。中国はどの都市も常に喧騒に包まれていて活気があるが、静かできれいな環境が好きな人には日本がぴったりだと言えそうだ。
また、食べ物がおいしく、交通の便が良くて便利で、四季がはっきりしているのも魅力だと紹介した。季節ごとのイベントも多く、中国ではどこでもお金を取るためか、日本ではお祭りの類が大抵「入場無料」なのも、中国人にはうれしいと伝えている。
もちろん想像と違ってがっかりすることもあるようで、記事は「家賃が高いこと」や「都市部の満員電車の混みぐあい」、さらには「ごみの分別が厳しく面倒なこと」、「日本人との人付き合いの難しさ」などに直面した時に、日本に来たことを後悔する時もあると伝えた。日本と中国は隣国同士ながら、さまざまな点で違っているが、中国人からすると「日本はメリットとデメリットがはっきりしている国」に映るようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)