中国では何かと比較対象となる新幹線と中国高速鉄道だが、中国の動画サイト・西瓜視頻は17日、新幹線を利用した中国人女性による動画を配信した。「中国高速鉄道と新幹線は何が違うか」を紹介している。
この女性は、名古屋から小田原までを新幹線で移動したようだ。駅の券売機で自由席券を購入しているが、運賃は8570円で「中国元にすると約500元」と紹介。新幹線料金は中国高速鉄道より「ずいぶん高い」と伝えている。
しかし、新幹線の乗り方は外国人にも分かりやすく、電光掲示板を見て目的のホームを確認して行けば良いので便利だと紹介した。乗り心地もなかなかで、違いと言えば「中国高速鉄道の方が走行速度が速い気がする」くらいだと感想を述べている。
動画を見た視聴者からは、中国ではオンライン予約が定着したためか、日本がいまでも紙の切符を使っていることに驚く人がいたほか、荷物検査がないことや、「清潔、きれい、静か」なこと、券売機が外国人にも分かりやすい仕様になっていることへの好意的な書き込みが見られた。
また配信者が指摘した「500元という金額は本当に高いのか」については、意見が分かれていた。500元あれば「北京から武漢に行ける」という人もいれば、「中国だって安くはないよ」という人もいた。ちなみに名古屋から小田原までは約300キロだが、北京から武漢までは約1200キロだ。
「中国高速鉄道の方が本当に速いのか」という点についても、「新幹線が遅いわけではないし、速ければ良いというわけでもない」といった意見があり、何かと中国高速鉄道を自画自賛する人が多いなかで、新幹線を冷静に評価している中国人は実は多いようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)











