広州汽車の２２年自動車生産は前年比１６％増の２４８万台、新エネ車は倍増の３１．６万台 (2023年1月10日)

中国の自動車大手・広州汽車集団（０２２３８／香港）が１月５日、２０２２年１２月の生産、販売データを発表した。１２月の生産台数は前年同時期を割り込んだものの、年間生産台数は２４７万９９１１台で前年を約１６％上回った。 グループ全体の２２年１２月における自動車生産台数は１９万９７４８台で、前年同期比２５．４６％減、販売台数は２０万６００１台で同１１．８４％減となり、特に生産が大きく落ち込んだ。一方、年間の生産台数は２４７万９９１１台で前年比１５．９９％増、販売台数は２４３万３８０１台で同１３．５０％増となった。 ブランド別では広汽ホンダの１２月の生産台数が５万２１７１台で前年同期比４４．７１％減と約半分に減少、販売台数も５万８３９３台で同２５．５２％減だった。年間の生産台数、販売台数も前年を割り込む結果となり、生産は７６万７８２６台（同２．４５％減）、販売は７４万１８０８台（同４．９３％減）だった。 広汽トヨタは１２月の生産が７万９６６９（前年同期比２２．８０％減）、販売が７万４１９２台（同２４．７０％減）で、年間では生産が１００万９２６５台（前年比２２．５９％増）、販売が１００万５０００台（同２１．３８％増）で生産、販売ともに１００万台を突破した。 広汽乗用車は１２月の生産が３万４７００台（前年同期比２１．０７％減）、販売が３万７９８２台（同１８．１４％増）、年間の生産が３７万３４９９台（前年比１５．５５％増）、販売が３６万２５４８台（同１１．８３％増）だった。 広汽三菱汽車は１２月の生産が２６５９台（前年同期比６６．２８％減）、販売が２２５７台（同６７．８１％減）、年間の生産が３万５５４２台（前年比４１．８４％減）、販売が３万３５７９台（同４９．１３％減）となり、生産、販売ともにグループ内で最も低調だった。 一方で、新エネルギー車を手掛ける広汽埃安新能源汽車は１２月の生産が２万７４８６台（前年同期比６７．１０％増）、販売が３万７台（同２．０７倍）、年間の生産が２７万３５０４台（前年比２．２５倍）、販売が２７万１１５６台（同２．２６倍）と急成長した。またグループ全体の新エネ車を見ても、１２月の生産が３万５６６７台（前年同期比６３．１５％増）、販売が３万７３４１台（同９３．０２％増）、年間の生産が３１万５８８６台（同２．１８倍）、販売が３０万９５４８台（同２．１７倍）と大きく増加した。（編集担当：今関忠馬）（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）