吉利汽車の２月販売は前年同期比３９％増の１０万８７０１台、１〜２月累計は前年をやや下回る (2023年3月9日)

中国の自動車メーカー、吉利汽車（００１７５／香港）が３月６日、２０２３年２月の自動車販売実績を発表した。 グループ全体の２月の販売台数は１０万８７０１台で、２月に春節があった前年同時期の７万８４７８台を３９％上回った。前月比では５２４９台増加した。１～２月の累計販売台数は２１万２１５３台で、前年同時期の２２万４８５８台より６％少なかった。 ブランド別では吉利が９万３３３台で前年同月比４２％増、ボルボとの共同出資ブランドである領克（リンク＆ゴー）が１万２０９０台で同１５％増となった。また、電気自動車（ＥＶ）ブランドのジーカーは５４５５台で同８７％増と大きく増えた一方で、バッテリー交換式ＥＶブランドの睿藍（ＬＩＶＡＮ）は８２３台の販売に留まり、同４９％減となった。 ２月の販売台数のうち２万３６８４台が新エネルギー車で同６３％増となった。このうち、バッテリー交換式を含む純ＥＶが２万１２８９台（同７４％増）、プラグインハイブリッド車が１９９４台（同３％減）、ハイブリッド車が４０１台（同８６％増）となっている。１～２月の累計ではハイブリッド車が９２７台（同３．１４倍）で前年よりも大きく増えた。 また、中国市場（香港、マカオ、台湾を除く）での販売が９万１１７９台（同３３％増）、輸出販売が１万７５２２台（同７８％増）となり、輸出の増加が目立った。（編集担当：今関忠馬）（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）