投資家の慎重スタンスが強まる流れ。
業種別では、不動産の下げが目立つ。信達地産(600657/SH)が3.8%安、新城控股集団(601155/SH)が2.8%安、華遠地産(600743/SH)が2.5%安、保利地産(600048/SH)が2.1%安で引けた。
保険・銀行株もさえない。中国太平洋保険(601601/SH)が2.2%安、中国人寿保険(601628/SH)が1.4%安、中国平安保険(601318/SH)が1.3%安、中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が1.6%安、中信銀行(601998/SH)が1.3%安と値を下げた。
石油・石炭株も安い。中国石油化工(600028/SH)が2.5%、中国海洋石油(600938/SH)が2.2%、中国石油天然気(601857/SH)が2.0%、中国中煤能源(601898/SH)が2.0%ずつ下落する。素材株、医薬品株、公益株、運輸株、半導体株なども売られた。
半面、軍事関連株は物色される。航空製品の中国航発航空科技(600391/SH)がストップ高(10.0%)、航空宇宙製品の江西洪都航空工業(600316/SH)が3.2%高、航空機開発・製造・販売の中航瀋飛(600760/SH)が2.9%高、航空用エンジンメーカーの中航動力(600893/SH)が2.7%高、弾薬・ロケットの長城軍工(601606/SH)が2.2%高で取引を終えた。自動車株、ソフトウエア株も買われている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.53ポイント(0.19%)安の271.53ポイント、深センB株指数が3.86ポイント(0.34%)高の1142.39ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)