中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。
金融株が上げを主導。方正証券(601901/SH)がストップ(10.0%)高、中信証券(600030/SH)が2.4%高、中国人寿保険(601628/SH)が3.9%高、中国太平洋保険(601601/SH)が2.9%高、招商銀行(600036/SH)が1.9%高、中国工商銀行(601398/SH)が1.1%高で引けた。上述した金融緩和観測のほか、当局が証券取引の活性化方針を示したことも改めて材料視されている。
不動産株もしっかり。華遠地産(600743/SH)が8.7%、金地集団(600383/SH)が4.4%、新城控股集団(601155/SH)が3.8%、保利地産(600048/SH)が1.8%ずつ上昇した。医薬品株、発電株、食品・酒造株なども買われている。
半面、自動車株はさえない。北汽福田汽車(600166/SH)が3.2%、江淮汽車(600418/SH)が1.9%、東風汽車(600006/SH)が1.3%、長城汽車(601633/SH)が1.2%ずつ下落した。エネルギー株、素材株、運輸株、メディア・娯楽株も売られている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.75ポイント(0.27%)高の275.85ポイント、深センB株指数が6.58ポイント(0.54%)高の1218.54ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)