米長期金利の上昇が重し。
業種別では、不動産の下げが目立つ。金地集団(600383/SH)が4.6%安、中華企業(600675/SH)が3.8%安、緑地HD(600606/SH)が3.1%安、新城控股集団(601155/SH)が2.4%安で引けた。
石炭・石油株も安い。広匯能源(600256/SH)が2.9%、中国石油天然気(601857/SH)が2.8%、中国海洋石油(600938/SH)が2.7%、エン鉱能源(600188/SH)が2.6%ずつ下落した。
酒造株もさえない。青島ビール(600600/SH)が4.0%安、重慶ビール(600132/SH)が1.8%安、貴州茅台酒(600519/SH)と舎得酒業(600702/SH)がそろって1.5%安と下げている。素材株、公益株、医薬株、運輸株、金融株なども売られた。
半面、半導体などハイテク株は物色される。IC設計の上海貝嶺(600171/SH)がストップ(10.0%)高、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が3.5%高、電子デバイスメーカーの蘇州晶方半導体科技(603005/SH)と半導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)がそろって2.5%高、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が2.4%高、アナログ半導体チップの中電科芯片技術(600877/SH)が2.0%高で取引を終えた。産業支援の期待が強まっている。工業情報化部など関係部門は29日、人工知能(AI)産業の発展を後押しするため、生成AIや大規模言語モデル(LLM)などの分野で業界基準策定を加速する方針を明らかにした。軍事関連株、自動車株、メディア・娯楽株も買われている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.74ポイント(0.69%)安の250.84ポイント、深センB株指数が1.58ポイント(0.14%)安の1144.02ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)