中国景気の先行きが不安視される流れ。
中国金融株が下げを主導。ハンセン指数の構成銘柄では、招商銀行(3968/HK)が4.3%安、中国工商銀行(1398/HK)が4.1%安、中国建設銀行(939/HK)が3.6%安、中国人寿保険(2628/HK)が4.8%安、中国平安保険(2318/HK)が4.0%安で取引を終えた。ほか、指数には組み入れられていないが、証券株も軒並み売られている。
半導体セクターも安い。中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が8.8%、華虹半導体(1347/HK)が6.7%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が5.3%、蘇州貝克微電子(2149/HK)が4.6%ずつ下落した。
自動車セクターも急落。
他の個別株動向では、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が6.1%安。2024年12月期(本決算)の前年比70~80%減益見通しが売り材料視されている。
半面、産金セクターは高い。霊宝黄金(3330/HK)が13.1%、山東黄金鉱業(1787/HK)が7.0%、招金鉱業(1818/HK)が4.2%、中国黄金国際資源(2099/HK)が3.9%ずつ上昇した。
一方、本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前営業日比2.66%安の3262.56イントで取引を終了した。金融が下げ主導。ハイテク、自動車、インフラ関連、食品・酒造、公益、医薬、資源・素材なども売りが目立った。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)