中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。
業種別では、ハイテクの上げが目立つ。電子機器メーカーの方正科技集団(600601/SH)がストップ(10.0%)高、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が5.8%高、携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の華勤技術(603296/SH)が5.0%高、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が4.3%高、IC設計の上海韋爾半導体(603501/SH)が3.5%高で引けた。
保険・証券株もしっかり。新華人寿保険(601336/SH)が2.6%、中国人寿保険(601628/SH)が2.0%、中国人民保険集団(601319/SH)が1.0%、国泰海通証券(601211/SH)と中国銀河証券(601881/SH)がそろって2.1%、中信証券(600030/SH)が1.1%ずつ上昇した。自動車株、通信株、軍需産業株なども買われている。
半面、医薬株は安い。馬応竜薬業(600993/SH)が3.8%、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が2.6%、人福医薬集団(600079/SH)が2.2%、北京同仁堂(600085/SH)が1.3%、上海復星医薬集団(600196/SH)が1.1%ずつ下落した。消費関連株、公益株、資源・素材株、銀行株も売られている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.20ポイント(0.46%)高の260.28ポイント、深センB株指数が3.24ポイント(0.27%)高の1192.11ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)