中国人民銀行(中央銀行)が7日発表した2025年5月末の外貨準備高は3兆2852億5500万米ドル(約476兆円)となり、前月比で35億9300万米ドル(0.11%)増加した。プラス成長は5カ月連続。
ただ、市場予想(3兆2920億米ドル)を下回った。
 国家外貨管理局によると、主要国の金融政策や経済成長見通しなどを背景に、主要通貨に対して米ドルが下落した。同局は中国経済が安定していると強調した上で、今後も外貨準備は一定水準を維持するとみている。
 一方、為替の影響を受けにくい国際通貨基金(IMF)の「特別引き出し権(SDR)」建てでも外貨準備高は増加。5月末時点で2兆4214億8900万SDRとなり、前月末から15億8800万SDR(0.07%)増加している。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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