中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。
ただ、上値は限定的。中東情勢の悪化を警戒し、指数は安く推移する場面もみられている。イランとイスラエルの軍事衝突が続く中、米国はイランの核施設を直接攻撃した。イラン外務省は、米国に必ず報復すると明言。また、イランのメディアが22日報じたところによると、イラン議会は「オイルロード」要衝のホルムズ海峡封鎖を承認した。国家安全保障最高評議会が決定すれば、封鎖は実行に移される。(亜州リサーチ編集部)
銀行株が相場をけん引。興業銀行(601166/SH)が2.5%高、上海浦東発展銀行(600000/SH)が2.2%高、中国農業銀行(601288/SH)が2.1%高、中国工商銀行(601398/SH)が2.0%高で取引を終えた。
ハイテク株も高い。
医薬株もしっかり。浙江華海薬業(600521/SH)が6.3%高、康縁薬業(600557/SH)が2.8%高、津薬薬業(600488/SH)が1.5%高、河南太龍薬業(600222/SH)が1.3%高で引けた。そのほか軍需産業株、海運株、資源・素材株、インフラ建設株、自動車株、不動産株、保険・証券株なども買われている。
半面、酒造や食品飲料の銘柄はさえない。山西杏花村フェン酒(600809/SH)が3.1%、舍得酒業(600702/SH)と今世縁酒業(603369/SH)がそろって1.9%、東鵬飲料(605499/SH)が1.6%、内蒙古伊利実業集団(600887/SH)が1.3%ずつ下落した。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.49ポイント(0.19%)安の254.26ポイント、深センB株指数が6.59ポイント(0.57%)高の1168.84ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)