中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。
銀行株に買いが先行。重慶農村商業銀行(601077/SH)が2.4%高、重慶銀行(601963/SH)と上海農村商業銀行(601825/SH)がそろって1.9%高、中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が1.8%高、上海浦東発展銀行(600000/SH)が1.6%高、中国建設銀行(601939/SH)が1.4%高で引けた。中国10年国債利回りが低水準で推移する中、配当利回りの高さが着目されている。
産金株も高い。赤峰黄金(600988/SH)が7.4%、山東黄金(600547/SH)が6.8%、紫金鉱業集団(601899/SH)が3.2%、中金黄金(600489/SH)が3.0%ずつ上昇した。
軍需産業株も物色される。弾薬・ロケットの長城軍工(601606/SH)と衛星・ロケット用システムの航天時代電子(600879/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、軍用電子機器の中国海防(600764/SH)が5.2%高、航空製品の中国航発航空科技(600391/SH)が4.6%高、監視レーダーなど電子機器メーカーの四創電子(600990/SH)が3.4%高で取引を終えた。
半面、医薬株はさえない。上海復星医薬集団(600196/SH)が1.5%、薬明康徳(603259/SH)が1.2%、華潤双鶴薬業(600062/SH)が0.9%、天士力医薬集団(600535/SH)が0.7%ずつ下落した。不動産株、エネルギー株も売られている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.53ポイント(0.58%)高の267.03ポイント、深センB株指数が7.87ポイント(0.61%)高の1292.04ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)