中国の政策に対する期待感が相場を支える流れ。
業種別では、ハイテクの上げが目立つ。スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が8.8%高、透明導電膜(ITO膜)ガラスメーカーの凱盛科技(600552/SH)が3.9%高、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が2.3%高、液晶パネルメーカーの南京中電熊猫信息産業集団(600775/SH)が1.7%高で引けた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」が1.3%高と他の主要指数をアウトパフォームしている。
不動産株もしっかり。
半面、資源・素材株はさえない。レアアースの中国北方稀土(600111/SH)が4.0%安、非鉄の洛陽モリブデン(603993/SH)が2.7%安、セメントの華新水泥(600801/SH)が2.4%安、化学品の万華化学集団(600309/SH)が1.7%安、原油の中国石油天然気(601857/SH)が1.5%安、鉄鋼の宝山鋼鉄(600019/SH)が1.1%安で取引を終えた。銀行・保険株、消費関連株、通信株、公益株、医薬株、軍需産業株も売られている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.71ポイント(0.65%)高の264.92ポイント、深センB株指数が9.26ポイント(0.69%)高の1359.55ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)