投資家心理が改善する流れ。
業種別では、ハイテクの上げが目立つ。電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)と携帯端末ODM(開発・製造受託サービス)の聞泰科技(600745/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が9.6%高、銅張積層板メーカー世界大手の広東生益科技(600183/SH)が7.9%高、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が5.1%高で引けた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、人工知能(AI)チップの中科寒武紀科技(カンブリコン・テクノロジーズ:688256/SH)が6.9%高。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は2.8%上昇し、他の主要指数をアウトパフォームした。
不動産株も高い。
医薬株もしっかり。薬明康徳(603259/SH)が3.2%高、山東魯抗医薬(600789/SH)が3.0%高、華北製薬 (600812/SH)と河南太龍薬業(600222/SH)がそろって2.5%高、通化東宝薬業(600867/SH)が1.8%高で取引を終えた。インフラ建設株、消費関連株、資源・素材株、金融株、自動車株なども買われている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.49ポイント(0.57%)高の261.40ポイント、深センB株指数が12.61ポイント(0.94%)高の1354.14ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)