電力市場取引規模の拡大が続いている。今年1~10月累計の電力取引は、中国各地の合算で前年同期比7.9%増の5兆4920億kWhに達した。
全社会の電力消費量に占める比率は63.7%(前年同期比↑1.5ポイント)に上っている。国家能源局がこのほど報告した。
 取引範囲別では、省内取引が6.6%増の4兆1659億kWh、越省・越区取引が12.5%増の1兆3261億kWhで前年比に拡大している。取引種類別では、中長期が5兆2681億kWh、現物(スポット)が2239億kWhに達した。全体に占めるグリーン電力取引量は39.4%増の2627億kWhに伸びている。
 一方、10月単月の電力取引は、15.6%増の5638億kWhに達した。取引範囲別では、省内が15.4%増の4377億kWh、越省・越区が16.2%増の1261億kWh。取引種類別では、中長期が5231億kWh、現物が407億kWhに上る。グリーン電力の取引量は28.4%増の283億kWhに拡大した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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